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ソーラーカーとは?

ソーラーカーは最先端技術であるにもかかわらず、一般の認知率は非常に高いですが、これは太陽、そしてエネルギーともに日常に深くかかわってくる問題だからだといえるでしょう。
ソーラーカーのみのレースなども開催され、車そのものの人気高く、ソーラーカー=カッコイイというようなイメージが出来ています。
それではソーラーカーとはどのような仕組みになっているのでしょうか。
ソーラーカーとは、「太陽電池で発電した電気を使って走る電気自動車の一種」となり、太陽の力を使うから”Solar Car (太陽の車)”と名づけられました。
通常の自動車のエネルギーといえばガソリンですが、ソーラーカーではガソリンではなく、太陽電池から発電した電気をエネルギーとして使用します。
太陽電池といえば車だけでなく住宅の屋根に設置して家庭で使用する電力をつくるといった用途もあります。

ソーラーカーレース

ソーラーカーのみのレースが行われていることを皆さんはご存知でしょうか。
各地で行われているものは勿論の事、世界大会まで開かれています。
このソーラーカーレースが開催される理由は、技術開発を促進することにあります。
どのような参加者がいるのかというと、自動車メーカーはもちろん、大学の研究室といったレベルまでおり、これらの参加者にレースという形でソーラーカー作りを競わせ、業界全体の技術レベルを押し上げようとしています。
各ソーラーカーレースで使われている車の性能は意外と高く、中でも一番驚くべきなのは速度です。
160kmくらいまで出せるソーラーカーもあれば大概の車が100kmくらいまで出すことが可能なようです。
持続力に関しては、8時間耐久レースなどもあり、技術トラブルで止まってしまうソーラーカーはあるものの、順調なら昼間はずっと走っていられます。
車の性能という面では、ソーラーカーレースを見る限りガソリンエンジンを使用した車と大差なくなってきています。

日本最大のソーラーカーレース・DREAM CUP

日本最大のソーラーカーレースといえば、鈴鹿サーキットで開催されるDREAM CUPです。
技術開発促進のために行われているといっても、ムードはまるでF1のような雰囲気があり、おのおのが開発したソーラーカーを持ち寄って「無事に走れてよかったね」などというほのぼのとした雰囲気はさらさらない。
レギュレーションも非常に事細かに定められていて、まさに「レース」だと実感できる。
歴代の表彰チームをみてみると、大学研究室が独占という感じではなく、個人で組織したチームで頑張っている人々もいます。
最先端の技術だけあってお金のある人々が資金をつぎ込んでがんばっているように思われがちだが、一般庶民とはいわなくてもかなり身近なレベルにまで浸透しているのがソーラーカーだと感じられます。
レースは8時間耐久部門と4時間耐久部門に分かれ、その中でもいくつかのクラスが設定されています。

海外のソーラーカーレース

海外でも大規模なソーラーカーレースが開催されています。その中でもアメリカからカナダへ約4000kmを縦断する大学対抗レース、North American Solar Challenge(NASC)は非常に大きなレースとして有名です。
4000kmといえば普通のガソリン車でも走るのは一苦労で、平均時速100kmで走行しても40時間かかる計算です。
このNASCでは、1週間ほどかけて約20台程が完走を目指すといいます。